ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 キャノンのプリンター、iP4300との戦いの歴史は長い。
 それまで使っていたEPSONのプリンターが冬コミ3週間前に壊れ、慌てて買ってきたのがソイツだった。
 店頭にあった見本の写真を見比べ、納得して買った…はずだった。
 しかし、渦水うをさんのグレーを基調としたイラストをプリントアウトして仰天した。
 灰色であるべきイラストが、赤いのだ。
 まず部屋の照明を疑い、青っぽい蛍光灯を使っていた隣の部屋に飛んで行った。しかし赤は赤のまま。

 見本のカラー写真では、気がつかなかったのだ。人肌に赤みが増せば、むしろ魅力的に感じられ、綺麗な写真と言う印象を受けるだろう。
 でも、それはカラー写真だけの話だ。
 私のようにイラスト印刷が主目的の人間にとって、しかも自身は絵師でなく、あくまでプロジェクトリーダーとして最終工程に関わっているだけの人間にとって、iP4300はそれまでの苦労を木っ端微塵に打ち砕く、悪魔のようなプリンターにしか思えなかった。
 ここから、長く苦しい戦いの日々が始まるのだった――
 
 
 …なんて書くと大げさ過ぎですが。
 まあとにかく、望んだ色にするために、プロフォトペーパーで20枚だか30枚だか印刷して、色調調整をしたのですよ。
 なかなか納得する色にならなくて。(行き過ぎて青っぽくなることも度々)
 しかし絵師が変わると、同じ色調調整でも微妙なバランスになってしまうこともあり。後で知りますが、CDのレーベル印刷でも、また変わってきます。
 コミケ前の時間がない中で、青くなりながら作業したのを思い出します。


 翌年、父親の還暦があり、お祝いの品にするため、父親の若いころの写真を取り込んで印刷したのですが。
 プリントされた写真を見て噴きました。
 モノクロ写真が勝手にセピアになっていたのです(笑)。
 はじめからモノクロで取り込んだのですから、フォトショップの調整がどうのとか、モニターの色味がどうのとか、そういう次元ではありません。明らかにプリンターの問題です。
 その時も時間がなかったので、「ま、これは風味と言うことで」と押し通しましたが。


 その後色々と調べたのですが、同じ症状に悩んでいる人はいるものの、「色調調整しかない」という結論が多いようです。
 ただ一度だけ「違うプロファイルで印刷すれば、改善するらしい」という話を読んだ事があるのですが、その時はデッドリンクになっていてプロファイルを入手できませんでした。
 もうそのころになると、完全に諦めモード。まあ色調補正も何度か経験し、落としどころのようなものも分かってきたのも、あったのですが。


 ところで実は今回PCを新調しました。OSがwin7になり、付属CDではドライバがインストールできませんでした。
 そこでCanonのサイトで、win7対応ドライバーを探したのですが…インストールすべきソフト類の一覧に、変なものがあるんですよ。
 「AdobeRGB プロファイル
 あれ、ひょっとしてこいつは…!?

 そう、それなのです。
 すぐにこのプロファイルをインストールしてみて、このプロファイルで印刷してみたら……!
 バンザイ、モノクロ親父が、ちゃんと黒と白で印刷されている!


 ちなみにプロファイルの設定の仕方です。
 1.印刷時に表示されるウィンドウから、「プロパティ」をクリックします。
 2.「基本設定」タブの「色/濃度」の項目で、「マニュアル調整」を選びます。
 3.マニュアル調整の横にある「設定」をクリックします。
 4.色補正で「ICM(windowsの色)」を選びます。
 5.入力プロファイルで「adobeRGB(1998)」を選びます。
 6.OKを順に押していきます。

 これで設定できます。
 「マイプリンタ」のソフトを立ち上げ、その中にある「プリンターの設定」で設定しておけば、いつもこのプロファイルで印刷できます。


 なんだかCanonのサイトを見ていると、「Easy-PhotoPrint」とかあればこのプロファイルが一緒に入っているような感じなんですが…
 あったかなぁ?と首をひねっている感じです。
 まあ、この類のユーティリティソフトは、パソコンに詳しい人からは邪魔者扱いされることが多いですから。OKWaveとかで回答している皆様も、最初からインストールしなかったのかも知れませんね。
 (私も一昨日まで使っていたノートPCには、インストールしてませんでしたし)

 追記:付属CDの中身を見てみたら、入ってましたね。ユーティリティをインストールすれば、このプロファイルは入るようです。なんで気がつかなかったんだろう…。


 なお、まだ普通紙でしか試していません。
 光沢紙やCDのレーベルになった時に、またちょっと違った感じになってしまう可能性はあります。
 その点だけ、ご了承下さい。
 (後で実際に確認したら、この辺追記するかも知れません。しないかも知れません)

 とりあえず、赤い悪魔を退治する方法が見つかって、一安心しているところです(笑)。
 


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【2010/08/27 01:17】 | 同人屋ノウハウ
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