ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 NHK教育を何気なく見ていたら、面白い話をしていまして。
 戦国時代の戦傷原因の38%は矢傷だったそうです。
 (ちなみに仕える君主への戦闘報告書に、自分の郎党の負傷を一覧にして記述する習慣だったようです。この数字はその分析結果から。手柄に重みをつけるため、少々誇張されて書かれている疑いもありますが)
 鉄砲22%、槍20%と続いて、次に来るのが石・礫の11%。
 石・礫って何だろうと思ったのですが(日本でスリングってあんまり聞かないので)。少し考えてみたのですが、攻城戦の時には攻撃側も防御側も石を投げるので、その辺でしょうか。
 そして刀はたったの4.5%。どうも刀は止め&首級を取るための使用が主だったらしいとの話。
 考えてみればそれはそうです。武道をやってればリーチの強さは否が応でも身に染みるわけで。刀より槍、槍より射撃武器が有利なのは当たり前でしょう。
 「武士と言えば刀」という概念は、江戸時代になってから発生するようです。戦国時代に有効だった武器を取り締まった結果、そんなに活躍しなかった刀が残ったと言う訳ですね(笑)。
 
 というわけで、プレステのゲーム「戦国無双」で主人公の真田幸村が槍を振り回しているのは非常に正しい訳です。(まあ幸村と言えば鬼の面に槍だろう…と言われればその通りですが)
 戦国無双だけでなく、三国無双でも槍や長柄武器の使い手が多いですね。もちろんそれが三国志の世界観には一致しているのですが…
 実は私、無双シリーズの主人公が槍使いだと言うことに、はじめ非常に驚いたのです。画面とかゲームシステムとか、そんなこと云々言う前に、主人公が槍使いなのに驚愕し、感動したのです。

 歴史的に見れば槍の方が有効な武器で、数字ではともかく「どうもそうだったらしい」と言う話は中学の頃から知っていました。
 ですから、ただ歴史に詳しいだけならば、槍使いの主人公は「当然だろう」と思って驚かなかったに違いありません。
 しかしそこに「TRPG」という世界が一枚噛むと、観方がひっくり返ります。
 誰が言い出したか知りませんが、TRPGの世界では「刀」「剣」と言うものへの執着が非常に強い気がします。まるでそれだけが武器であり、それを振り回す者だけが武士・戦士であり、他の武器なんて「まあ歴史的にあったんだから、一応データー的には用意してあるよ」的な、どちらかと言えばオマケのような。
 例外としてドワーフの斧使いがありますが、それもドワーフの場合に許される例外。
 とにかく、刀や剣が大事で、主人公が槍を持つなんて信じられない(オフィシャルのリプレイではまずお目にかかれない)。TRPGにはそういう「常識」が存在しているように思います。
 特に国産RPGにはこの傾向は顕著な気がしますが…

 しかし私からすると、この刀・剣信仰が、はっきり言ってウザイ(笑)。
 リアリティから見れば槍の方が有効だったんだし、バイキングは斧使ったんだし、私は薙刀が好きなんだし、誰かがいつとも分からない時に作り上げたイメージを、皆に頑なに守らせることがそんなに大事?
 もっともリプレイで誰かがやっている分には、「読まない」という現在鋭意実行中の対策があるので、まあ良しとしましょう。
 しかし現実にセッションすると「主人公は剣じゃなきゃダメだろう」って言われるから嫌なんです。でも自分がプレイヤーの時は気になりません。主人公なんて犬に食わせとけって思っているから(笑)。
 困るのがGMの時。
 「俺のセッションでそんなつまらない事言うなぁぁ!」と思う(笑)。プレイヤーがTRPG一般のイメージに縛られていると、やりたい事が出来なくなるので困る。本当に。

 とにかく、TRPGの世界では「剣」「刀」が重視されているのです。それが世間一般でも同じだと、様々な物語を見てそう考えていました。
 そのため、槍を持った主人公はおろか、槍が強いシステムだって作れば誰かが文句を言うこと必至。つまらない世の中です。
 …そんな風に思っていた私の目の前に。
 三国無双は、颯爽と槍を持った主人公を登場させたのです!
 その非常識さのカッコ良さと言ったら!
 その解放感と自由さの心地よさと言ったら!

 コンピューターゲームというのは、(色々と束縛されていると聞きますけど、それでも)TRPGよりよっぽど自由なのではないか?
 この時から、そういう可能性を疑い始めるようになったんですね。


 …NHKを見ながら、今日はそんなことを思い出していました。


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 というわけで、プレステのゲーム「戦国無双」で主人公の真田幸村が槍を振り回しているのは非常に正しい訳です。(まあ幸村と言えば鬼の面に槍だろう…と言われればその通りですが)
 戦国無双だけでなく、三国無双でも槍や長柄武器の使い手が多いですね。もちろんそれが三国志の世界観には一致しているのですが…
 実は私、無双シリーズの主人公が槍使いだと言うことに、はじめ非常に驚いたのです。画面とかゲームシステムとか、そんなこと云々言う前に、主人公が槍使いなのに驚愕し、感動したのです。

 歴史的に見れば槍の方が有効な武器で、数字ではともかく「どうもそうだったらしい」と言う話は中学の頃から知っていました。
 ですから、ただ歴史に詳しいだけならば、槍使いの主人公は「当然だろう」と思って驚かなかったに違いありません。
 しかしそこに「TRPG」という世界が一枚噛むと、観方がひっくり返ります。
 誰が言い出したか知りませんが、TRPGの世界では「刀」「剣」と言うものへの執着が非常に強い気がします。まるでそれだけが武器であり、それを振り回す者だけが武士・戦士であり、他の武器なんて「まあ歴史的にあったんだから、一応データー的には用意してあるよ」的な、どちらかと言えばオマケのような。
 例外としてドワーフの斧使いがありますが、それもドワーフの場合に許される例外。
 とにかく、刀や剣が大事で、主人公が槍を持つなんて信じられない(オフィシャルのリプレイではまずお目にかかれない)。TRPGにはそういう「常識」が存在しているように思います。
 特に国産RPGにはこの傾向は顕著な気がしますが…

 しかし私からすると、この刀・剣信仰が、はっきり言ってウザイ(笑)。
 リアリティから見れば槍の方が有効だったんだし、バイキングは斧使ったんだし、私は薙刀が好きなんだし、誰かがいつとも分からない時に作り上げたイメージを、皆に頑なに守らせることがそんなに大事?
 もっともリプレイで誰かがやっている分には、「読まない」という現在鋭意実行中の対策があるので、まあ良しとしましょう。
 しかし現実にセッションすると「主人公は剣じゃなきゃダメだろう」って言われるから嫌なんです。でも自分がプレイヤーの時は気になりません。主人公なんて犬に食わせとけって思っているから(笑)。
 困るのがGMの時。
 「俺のセッションでそんなつまらない事言うなぁぁ!」と思う(笑)。プレイヤーがTRPG一般のイメージに縛られていると、やりたい事が出来なくなるので困る。本当に。

 とにかく、TRPGの世界では「剣」「刀」が重視されているのです。それが世間一般でも同じだと、様々な物語を見てそう考えていました。
 そのため、槍を持った主人公はおろか、槍が強いシステムだって作れば誰かが文句を言うこと必至。つまらない世の中です。
 …そんな風に思っていた私の目の前に。
 三国無双は、颯爽と槍を持った主人公を登場させたのです!
 その非常識さのカッコ良さと言ったら!
 その解放感と自由さの心地よさと言ったら!

 コンピューターゲームというのは、(色々と束縛されていると聞きますけど、それでも)TRPGよりよっぽど自由なのではないか?
 この時から、そういう可能性を疑い始めるようになったんですね。


 …NHKを見ながら、今日はそんなことを思い出していました。

【2006/08/03 00:26】 | 哀心よりお悔やみ申し上げます
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