ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ルールブックの話です。ARIANのルルブを読みながら、ふと思い出したことがあったので。
 昔、「TRPGのルールブックは基本とサプリメントなど独特のルールがあるが、書店の人は知らないことが多く、不適切な品揃えをしがち。その結果、上手く売れないず、TRPGは売れないと認識されてしまう」という意見がありました。
 確か、フィア社の某たの先生が言っていた…はず。
 現実に、私もそういう「不適切な品揃え→TRPG撤退」という現象を目撃したことがあります。
 私の通っていた高校、その最寄り駅の駅ビルにあった書店で事件は起きました。
 
 文庫版GURPSのユーザーなら「武神降臨」というサプリメントを覚えておいでの方も多いと思います。
 この武神降臨は、GURPSマーシャルアーツのサプリメントであり、GURPSマーシャルアーツを知らないと読んでも全く意味の無いものです。
 そしてそのGURPSマーシャルアーツ自体、GURPSベーシックのサプリメントであり、ベーシック無しには成り立たないのです。
 したがって武神降臨を読むには、ベーシックとマーシャルアーツの二冊のルールブックを購入し、先に読んでおく必要があります。

 ところがその書店、マーシャルアーツなしに武神降臨だけ大量に入荷してしまったのです!
 折りしも格闘技に脚光が当たり始めた時期ではあったと思います。売れると思って新刊の武神降臨に飛びついたのでしょうが、TRPGのルールブックのシステムを知らなかったに違いありません。
 「ああ、これは売れないなぁ…」
 と思ったものです。

 私の予想は不幸なことに見事的中してしまいました。
 山と詰まれた武神降臨はしばらくの間減る気配を見せず、ある日突然、ふっとなくなりました。(おそらく返品したのでしょう)
 そしてその後一切、GURPSシリーズを出していたG文庫を入荷しなくなりました。
 武神降臨事件の前、その書店にはマーシャルアーツはなかったのですが、ベーシックはありました。MAGICなど他のGURPSのサプリメントは虫食い状態で置いてありました。また、G文庫のリプレイはちゃんと並んでいました。
 しかし、それらのルールブックやリプレイも入荷を取り止め、最終的には店頭から撤去されたようでした。

 TRPGが冬の時代と呼ばれるようになる、少し手前に起きた出来事でした。


 さて、です。
 上述したたの先生の所属するフィア社は、自社から発売したゲームで少し変わったことをしました。
 「BLUE FOREST STORY THE DESIGNER'S EDITION」で、基本ルールに「1」、サプリメントに「2」という番号を振ったのです。
 これで、とりあえずサプリメントを手に取った人が「ん? これ2巻なのか。1巻はどこだろう?」という疑問を持つことが可能になりました。
 基本ルルブとサプリメントの関係など知らなくても、いきなり2巻だけを大量入荷しようとする書店はあまりないはずです。私が目撃した武神降臨事件のような悲劇は回避できるでしょう。コロンブスの卵的なグッドアイディアだと言えるでしょう。私は大分興奮しました。
 …残念ながらBlueForestはボックスタイプで、書店ではほとんど取り扱われなかったようですが。
 (ちなみに海外ではTRAVELLERなどが既に同じことをしていたようです)

 …ところが。
 あにはからんや。
 この基本ルルブに「1巻」、サプリメントに「2巻、3巻」と数字を振っていく方法は、その後日本語版TRAVELLERを除いて、国内では途絶えてしまうのです。
 もちろん、TRPGのルールブックの取り扱いが「TRPGについて知っている」ホビーショップが中心となり、そんな明記は必要なくなったから…という理由はあったのでしょう。

 しかしARIANは久々に文庫に復帰したルールブックですよ? そして一般書店で取り扱われている/取り扱われる資格を有したルールブックですよ?
 それだったら、「1巻」「2巻」の表記が必要なのではないでしょうか?
 この間発売されたワールドガイドには、「2巻」と書かれていたのでしょうか?(正しくは2巻ではありませんが、同じ文庫から出たものでは2巻目です)

 …何故、1巻2巻ではいけないのでしょうかね。何かアマチュアには推し量れないような理由があったのでしょうか?
 それとも、冬の時代に色々と議論されたことは、もはや忘れられてしまったのでしょうか?


追記を閉じる▲
 
 文庫版GURPSのユーザーなら「武神降臨」というサプリメントを覚えておいでの方も多いと思います。
 この武神降臨は、GURPSマーシャルアーツのサプリメントであり、GURPSマーシャルアーツを知らないと読んでも全く意味の無いものです。
 そしてそのGURPSマーシャルアーツ自体、GURPSベーシックのサプリメントであり、ベーシック無しには成り立たないのです。
 したがって武神降臨を読むには、ベーシックとマーシャルアーツの二冊のルールブックを購入し、先に読んでおく必要があります。

 ところがその書店、マーシャルアーツなしに武神降臨だけ大量に入荷してしまったのです!
 折りしも格闘技に脚光が当たり始めた時期ではあったと思います。売れると思って新刊の武神降臨に飛びついたのでしょうが、TRPGのルールブックのシステムを知らなかったに違いありません。
 「ああ、これは売れないなぁ…」
 と思ったものです。

 私の予想は不幸なことに見事的中してしまいました。
 山と詰まれた武神降臨はしばらくの間減る気配を見せず、ある日突然、ふっとなくなりました。(おそらく返品したのでしょう)
 そしてその後一切、GURPSシリーズを出していたG文庫を入荷しなくなりました。
 武神降臨事件の前、その書店にはマーシャルアーツはなかったのですが、ベーシックはありました。MAGICなど他のGURPSのサプリメントは虫食い状態で置いてありました。また、G文庫のリプレイはちゃんと並んでいました。
 しかし、それらのルールブックやリプレイも入荷を取り止め、最終的には店頭から撤去されたようでした。

 TRPGが冬の時代と呼ばれるようになる、少し手前に起きた出来事でした。


 さて、です。
 上述したたの先生の所属するフィア社は、自社から発売したゲームで少し変わったことをしました。
 「BLUE FOREST STORY THE DESIGNER'S EDITION」で、基本ルールに「1」、サプリメントに「2」という番号を振ったのです。
 これで、とりあえずサプリメントを手に取った人が「ん? これ2巻なのか。1巻はどこだろう?」という疑問を持つことが可能になりました。
 基本ルルブとサプリメントの関係など知らなくても、いきなり2巻だけを大量入荷しようとする書店はあまりないはずです。私が目撃した武神降臨事件のような悲劇は回避できるでしょう。コロンブスの卵的なグッドアイディアだと言えるでしょう。私は大分興奮しました。
 …残念ながらBlueForestはボックスタイプで、書店ではほとんど取り扱われなかったようですが。
 (ちなみに海外ではTRAVELLERなどが既に同じことをしていたようです)

 …ところが。
 あにはからんや。
 この基本ルルブに「1巻」、サプリメントに「2巻、3巻」と数字を振っていく方法は、その後日本語版TRAVELLERを除いて、国内では途絶えてしまうのです。
 もちろん、TRPGのルールブックの取り扱いが「TRPGについて知っている」ホビーショップが中心となり、そんな明記は必要なくなったから…という理由はあったのでしょう。

 しかしARIANは久々に文庫に復帰したルールブックですよ? そして一般書店で取り扱われている/取り扱われる資格を有したルールブックですよ?
 それだったら、「1巻」「2巻」の表記が必要なのではないでしょうか?
 この間発売されたワールドガイドには、「2巻」と書かれていたのでしょうか?(正しくは2巻ではありませんが、同じ文庫から出たものでは2巻目です)

 …何故、1巻2巻ではいけないのでしょうかね。何かアマチュアには推し量れないような理由があったのでしょうか?
 それとも、冬の時代に色々と議論されたことは、もはや忘れられてしまったのでしょうか?

【2006/02/02 01:29】 | トークRPG
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。