ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 テープ起し中の話です。
 範囲魔法をPCが食らうシーンでのこと。この時、ターゲットになった二人のHPは22点と16点。
 色々推測した結果、最大値を食らうと(魔法防御を引いた後で)16点のダメージになるらしいとプレイヤーは読みました。
 HPが16点の方は0になって戦闘不能になってしまいます。
 ですがこの時点で、ダメージを減らせる防御呪文・プロテクションの効果は計算に入っていません。
 そのことを、二人のプレイヤーは認識していて、「その上でさらにプロテクションを飛ばせますよ」という発言を(PCのHPが16の方のプレイヤーが)しています。プロテクションを唱えれば、最低でも1点はダメージを減らせますので、絶対に倒れません。
 なのですが…
 もう一人のプレイヤーの方は、「プロテクションがあれば絶対に倒れないのだから、この一発は大丈夫。問題はもう一撃くらった場合だなぁ」と発言して、次のターン以降の話を始めます。
 HP16の方のプレイヤーはその発言に応じて、次のターン以降について、とりあえず考えて発言します。
 その話の後、結局この場面ではどうするのがいいかという話になります。
 ここでHP16の方のプレイヤーは、「どうしよう、魔法くらったら死んじゃうよ」という発言を再び行い、悩み始めます。
 …あれ、プロテクションで話は解決したんじゃ、なかったの?
 私はここで、このプレイヤーが考えていることが全く分からなくなってしまいました(笑)。

 ちなみにHP22のプレイヤーは自分がどうするのか考えていて、HP16のプレイヤーの悩みに気がついていない模様(笑)。もしくは聞いていても、その悩みの奇妙さに気付いていない。
 話を最初からきちんと聞いていなかった他のプレイヤーが、HP16のプレイヤーの相談相手に新たになり、なにやら相槌を打ったりしています。
 そして最後に、「プロテクションを使えば耐えられるじゃないか」ということを発見して、この悩みは落着しました。
 …ん?


 何度かテープを聴きなおして分かったのですが、どうやらHP16のプレイヤー、「16点のダメージが来る。私のキャラは死ぬ」という思考と、「プロテクションでさらにダメージが減らせる」という思考を、頭の中で結び付けないまま、平行して保持していたようなのです。
 他のプレイヤーからプロテクションの話を振られると、「プロテクションでダメージが減らせる」と返すのですが、そうでないと「私のキャラは死ぬ」という思考に戻る。
 その平行状態が解消され、結びついて解決策となるのに、少し時間がかかったようなのです。
 ところがHP22のプレイヤーはそこが既に結びついており、解決済みだと思っているから、次の問題点を振ります。
 結びついていないHP16のプレイヤーは、平行保持したまま次の問題点に対応し、そのためにますます平行保持は解消されない。
 結果、随分議論が進んでから、一番最初に解決したと思われる問題に、再びHP16のプレイヤーは悩み始める。
 テープを聴いている私は、思考の文脈が取れなくなり、混乱する(笑)。

 …どうやら、そういうことのようです。
 さて、ここでリプレイをどう書くべきかを考えます。
 プロテクションで耐えられるということに二人のプレイヤーが気付いたタイミングがそれぞれ違いますが、読みやすさを考えると、これは同じ箇所に揃えます。その後に、次のターン以降の話を書く形になります。
 そうでないと、話が混乱してかなり読みがたいのです。(書き手が文脈が取れないぐらいだし・笑)
 言い方を変えると、一番最後にHP16のキャラクターが気がついたことを前の方に倒してくることになる訳ですね。
 理屈上はそれで問題ないのですが、実際にはHP16のプレイヤーは、プロテクションで耐えられるということに気がついて、そこで安心して回避判定のサイコロに手を伸ばします。
 つまり、プロテクションで耐えられることに気がついた直後に回避判定を開始する…という流れが最も自然なつながりなのです。
 前倒しをすると、この流れを一度、断ち切ることになります。
 少し、話の進行がぎこちなくなるんですよ。風味を損なってしまいます。

 ここに「分かりやすく読みやすくしたい」と「自然な言葉の風味を失いたくない」という葛藤が発生します。
 (…え、悩まない?)
 まあ修正しなければ風味もへったくれもない文章になってしまうので、結局泣く泣く修正することになるのですけれどもね。


 余談ながら、このことからセッション中に思考のループが発生する原因もある程度推測できた気がします。
 議論は割と、一人の人がある事柄を一つに結びつけ、消化し理解する前に、話が先に進んでいく・違う話を振られるものなのなのではないですかね?
 その結果、しばく経ってから議論したはずの前の議題に戻るのです。
 他のセッションも思い返してみるに、次の議論をふってくるプレイヤーの方でさえも、頭の中では今していた議論をきちんと消化・理解していないケースがままあるようです(笑)。
 何か心に浮かんだ疑問や心配点を、衝動的に口にしてしまう。その話題に議論がシフトし、それまでしていた議論は未解消のまま放置される。しばらく経つと、その未解決の部分への疑問や心配が再び心に浮かび、衝動的に口にしてしまう。
 その結果、議論は迷走し、思考はループし…

 GMとしては、プレイヤーが違う問題点の議論を始めたタイミングで、一度それまでの経過を総括する発言を入れたりすると、無駄な迷走を防げるかも知れませんね。


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 もう一人のプレイヤーの方は、「プロテクションがあれば絶対に倒れないのだから、この一発は大丈夫。問題はもう一撃くらった場合だなぁ」と発言して、次のターン以降の話を始めます。
 HP16の方のプレイヤーはその発言に応じて、次のターン以降について、とりあえず考えて発言します。
 その話の後、結局この場面ではどうするのがいいかという話になります。
 ここでHP16の方のプレイヤーは、「どうしよう、魔法くらったら死んじゃうよ」という発言を再び行い、悩み始めます。
 …あれ、プロテクションで話は解決したんじゃ、なかったの?
 私はここで、このプレイヤーが考えていることが全く分からなくなってしまいました(笑)。

 ちなみにHP22のプレイヤーは自分がどうするのか考えていて、HP16のプレイヤーの悩みに気がついていない模様(笑)。もしくは聞いていても、その悩みの奇妙さに気付いていない。
 話を最初からきちんと聞いていなかった他のプレイヤーが、HP16のプレイヤーの相談相手に新たになり、なにやら相槌を打ったりしています。
 そして最後に、「プロテクションを使えば耐えられるじゃないか」ということを発見して、この悩みは落着しました。
 …ん?


 何度かテープを聴きなおして分かったのですが、どうやらHP16のプレイヤー、「16点のダメージが来る。私のキャラは死ぬ」という思考と、「プロテクションでさらにダメージが減らせる」という思考を、頭の中で結び付けないまま、平行して保持していたようなのです。
 他のプレイヤーからプロテクションの話を振られると、「プロテクションでダメージが減らせる」と返すのですが、そうでないと「私のキャラは死ぬ」という思考に戻る。
 その平行状態が解消され、結びついて解決策となるのに、少し時間がかかったようなのです。
 ところがHP22のプレイヤーはそこが既に結びついており、解決済みだと思っているから、次の問題点を振ります。
 結びついていないHP16のプレイヤーは、平行保持したまま次の問題点に対応し、そのためにますます平行保持は解消されない。
 結果、随分議論が進んでから、一番最初に解決したと思われる問題に、再びHP16のプレイヤーは悩み始める。
 テープを聴いている私は、思考の文脈が取れなくなり、混乱する(笑)。

 …どうやら、そういうことのようです。
 さて、ここでリプレイをどう書くべきかを考えます。
 プロテクションで耐えられるということに二人のプレイヤーが気付いたタイミングがそれぞれ違いますが、読みやすさを考えると、これは同じ箇所に揃えます。その後に、次のターン以降の話を書く形になります。
 そうでないと、話が混乱してかなり読みがたいのです。(書き手が文脈が取れないぐらいだし・笑)
 言い方を変えると、一番最後にHP16のキャラクターが気がついたことを前の方に倒してくることになる訳ですね。
 理屈上はそれで問題ないのですが、実際にはHP16のプレイヤーは、プロテクションで耐えられるということに気がついて、そこで安心して回避判定のサイコロに手を伸ばします。
 つまり、プロテクションで耐えられることに気がついた直後に回避判定を開始する…という流れが最も自然なつながりなのです。
 前倒しをすると、この流れを一度、断ち切ることになります。
 少し、話の進行がぎこちなくなるんですよ。風味を損なってしまいます。

 ここに「分かりやすく読みやすくしたい」と「自然な言葉の風味を失いたくない」という葛藤が発生します。
 (…え、悩まない?)
 まあ修正しなければ風味もへったくれもない文章になってしまうので、結局泣く泣く修正することになるのですけれどもね。


 余談ながら、このことからセッション中に思考のループが発生する原因もある程度推測できた気がします。
 議論は割と、一人の人がある事柄を一つに結びつけ、消化し理解する前に、話が先に進んでいく・違う話を振られるものなのなのではないですかね?
 その結果、しばく経ってから議論したはずの前の議題に戻るのです。
 他のセッションも思い返してみるに、次の議論をふってくるプレイヤーの方でさえも、頭の中では今していた議論をきちんと消化・理解していないケースがままあるようです(笑)。
 何か心に浮かんだ疑問や心配点を、衝動的に口にしてしまう。その話題に議論がシフトし、それまでしていた議論は未解消のまま放置される。しばらく経つと、その未解決の部分への疑問や心配が再び心に浮かび、衝動的に口にしてしまう。
 その結果、議論は迷走し、思考はループし…

 GMとしては、プレイヤーが違う問題点の議論を始めたタイミングで、一度それまでの経過を総括する発言を入れたりすると、無駄な迷走を防げるかも知れませんね。

【2007/04/05 04:14】 | 天地未だ形れざるとき
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