ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 児童相談所が問題のある家庭から保護した子どもを、引き取って育てるホームを(夫婦で)開いている父が、今日うちに来ました。
 最近のホームの様子を随分長いことしゃべっていましたが、大変なよう。
 虐待を受けた自閉症児がいるのですが、その子にかなり振り回されていて、「もう面倒を見切れない」という状態の一歩手前まで行ったらしい。
 しかもその子はあと三年したら自立しなきゃならない(児童相談所は18才までしか面倒を見ない)ため、時間をかけて自閉症の改善を図ることも難しい状況。
 自閉症は症状によっては、社会生活を営めるぐらいまで改善することもあるらしいのですが、虐待とセットになった状況で果たしてそれが望めるのかどうか。しかも本人は自分が自閉症であると認めたくなく、病院での治療を受けたがっていないよう。
 カウンセリングは受けたのがせめてもの慰みですけれども、そこでアドバイスされた接し方をしても、症状が回復する訳ではないのだ…と父はもう諦めています。
 しかし、母は見捨てることができず、なんとかしようとあがいているそうです。
 確かに、今の状態のまま18になってもその子が自分で生きていくことは難しいわけです。「18になったらその子はどうなるのか?」それを想像してみれば背筋が凍ります。母の気持ちは誰もが理解していますが、そのあとずっと(児相の支援なしに)抱え込んだとしても、結局かつて失敗した弟(里子)の子育ての二の舞になり、母が疲弊するだけではないか…と父は危惧しています。
 (まあ父が「会社勤めをしていたころよりは、今の方が良い」と言っていたことが救いですが)

 父の話を聞いていると、私の悩みだとか落ち込みなんてちっぽけなものだな、と本当に思いました。
 しかしその一方、例えば自分のやりたいことを捨てて親を手伝うという決断ができる訳でもなくて。
 自分は酷い息子だと思うけれども、もはや罪悪感すら感じないのは、こんな状況が二度目だからでしょうか。
 せめて早いところ転職して、私と同居している妹の学費を肩代わりするぐらいの事はしよう…そう思って話を頭の隅に追いやるのです。きっと明日はトラベラーの話をしていることでしょう。

【2006/04/05 01:33】 | 哀心よりお悔やみ申し上げます
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