ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 電子媒体が切り拓く(かも知れない)、TRPGの次の未来のお話。第3回です。
 (前回はこちら
 今回は神速で繋げる上での時間的ネック、ルールブックの話です。

 入門作品からルールブック購入ページにリンクを貼るのは簡単です。入門作品を読んでTRPGを遊んでみたいと思った人は、すぐにルールブックを買うことができます。
 しかし、オンライン購入では、ルールブックはその日のうちに手に入りません(今のところ)。
 特急便で翌日、普通は2・3日かかるでしょうか。
 その数日の間をなくして、「TRPGやりたい!」と思い立ったその日にTRPGを実体験できること、それが一つの理想ではないかと思うわけです。せっかく電子媒体なのですし。

 この問題の解決は、原理的には簡単です。
 PDFなどでルールブックをダウンロード購入できれば良いのですね。(今更私が言うまでも無いことですが)
 2009年5月末現在、「スペオペ(旧版)」がウェブ上で無料で閲覧できたり、「絶対隷奴」がPDF販売などしています。
 しかしそれらのゲームをオンラインで遊んでいる人口が少ないと思われるため、神速で入手できても遊べない…という事態になってしまう可能性があります。
 もっと遊んでいるゲーマー数の多いシステムでダウンロード販売が行われるか、これらのシステムでオンラインセッション環境を積極的に整えて、ゲーマーを呼び込むなどの整備が行われる必要があるでしょう。
 
 
 ただおそらく、ユーザーの多いゲームほど基本ルールブックは富士見など出版社からの発行となります。
 基本ルールブックからゲーム・フィールドから発売されているシステムならばともかく、同人リプレイすら著作権的にNGと見なしている節のある()出版社が、コピーガードを外されて複製されそうな電子媒体での販売に、積極的に乗り出してくるとも考え難いのです。
 これは大きなネックです。


 また仮にPDFなどでルールブックが入手できる時代が来たとしても、ルールブックの内容を読むのに時間がかかるという難点があります。
 飛ばし読みするにしても、遊ぶ前に一晩やそこらはルールブックを読むために費やすんじゃありませんか、皆さん?
 結局、数分で入手できても、遊ぶまでが神速で繋がりません。
 この時間をなんとか削減できないものでしょうか。


 …実はそんなに難しくないかも、と思っています。
 例えば、ルールブック版クイックスタートという発想があります。
 クイックスタートのキャラに最低限必要なルールだけを抜き出した、簡単なルールハンドブックを(各キャラごとに)作るのです。
 スキルやアイテムの説明も、そのキャラが持っているもののみが載っているのです。
 複雑なルールは使わないようにして、極力簡単な内容にします。
 ルールの説明方法も、文字だけでなくマンガなどでの説明を中心とした方が良いかも知れません。
 そしてそれを、「トライアル版」としてオンライン上で無料公開してもらうのです(メーカーに。著作権の問題があるので)。
 トライアル版には成長ルールを入れないか、限定的な成長しかできないようにしておいて、本格的にキャラクターを成長させたくなったらルールブックを買ってもらいます。
 「キャラが強くなること」はサプリメント購入を促す強力な材料です(特にD&D3.5eを遊んでいてそう思います)。その原理を基本ルールブックの購入にも当てはめてみよう、と言う訳です。

 こうすることで、「TRPGを始める前に読まなくてはならない文章の量」を相当減らすことができると思うのです。
 そしてPDFのダウンロード販売よりは、メーカー的にも受け容れやすい提案なのではないでしょうか?(もっとも、本当に実現するかどうかは、メーカー次第ですけれども)

 またオンセサイトの中には「ルールブックを所持していない人は参加不可」と記述しているサイトも見かけます。
 しかし無料のトライアル版がオフィシャルから出ていれば、そういう記述をする必要性がなくなります。そうなれば、ルールブックを一切読んでいない人でもオンセに参加させてもらえるかも知れません(笑)。
 言うまでもなく、ルールブックを読んでルールを理解しようと務めるよりは、遊びながらルールを解説してもらった方が、遥かに容易に理解できます。(特に、ルールブックを読んでいる途中で、TRPGを遊ぶことに挫折してしまった人を知っているだけに)
 最近はチュートリアルモードがついているTVゲームが多いですが、それがTRPGにあっても良い訳で。
 これも神速実現の一つの方法論でしょう。


 PDF販売もトライアル版も実現が難しいとなると、神速で繋げるのは困難になりますが…
 一応、ヴィジュアルリプレイのルール説明を強化する、と言う手もなくはありません。「ヴィジュアルリプレイは初回セッションまでに読まなくてはならないルールの量が激減する」と言う評価をして下さる方もいらっしゃいますので(手前味噌)。
 Flashがもう流行らないと言うならば、ルールを純粋な動画で紹介する、という手法も考えられますね。
 いずれにしろ、ルールブックを読むよりは、短い時間でルールを理解できるようになるのではないかと考えています。
 ただ、「ルールブックを読まなくても遊べるようになってしまう存在」が、どこまでグレーゾーンとして許容されるのか、というのは難しい問題です。(少なくとも、同人リプレイよりは黒寄りでしょう)


 結局、ルールブックの問題の焦点は著作権に尽きるでしょう。
 それ以外の事は、何とかできるのです。
 300ページとかある今のルールブックではなく、もっと必要なことを短時間かつコンパクトに理解できる方法は、実は皆さんが色々と研究and/or修得しているものだったりするでしょう?
 それを、TRPGにこれから入ってくる人に提供できる形に整えられば良いだけだと思うのです。

 ひとまず、こちら側でできることは全部しておいて、メーカー側が動いてくれるまで待つ…という方針しかないのでしょう。何ともじれったいですね。
 え? オリジナルルールを作れって?


 (続きます


 …以前、JGCの同人スペースへの参加を検討した時、「市販システムのリプレイは販売できない」と言う規定があって、断念した事があります。コミケなどでは多くの出版社同様、見ていなかった事にしているようですが、流石に出版社の目の前では見ないフリはできない…ということでしょう。
    だからこそ、「同人リプレイがきっかけでルールブックが売れた」という実績を叩き出せると、流れが色々と変わる可能性があります。人の著作物で不当に商売する敵でなく、売上に貢献する味方だとはっきり示せるからです。どのくらい売れれば実績と認めてもらえるかは良く分かりませんが。
    そうなれば、それこそPDFでのルールブック販売だって実現するかも知れません。
    (同人誌は売るために作るものではありませんが、同人活動をさせてもらえる土台というのは出版社の鼻息一つで吹き飛ぶようなものです。どこかで一度、協力できることを証明できると随分助かると思うのですが、いかがでしょうか?)
    そのためには、確実に「同人リプレイがきっかけだった」と証明する必要があって、ルールブック購入ページへのただのリンクでなく、リンク経由の売上を第三者が証明してくれる方法である必要があります。今のところ、私は該当するものをアフィリエイトしか思いつけませんが。
    きまぐれTRPGニュースさんもアフィリエイトやれば良いのに(冗談です)。


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 ただおそらく、ユーザーの多いゲームほど基本ルールブックは富士見など出版社からの発行となります。
 基本ルールブックからゲーム・フィールドから発売されているシステムならばともかく、同人リプレイすら著作権的にNGと見なしている節のある()出版社が、コピーガードを外されて複製されそうな電子媒体での販売に、積極的に乗り出してくるとも考え難いのです。
 これは大きなネックです。


 また仮にPDFなどでルールブックが入手できる時代が来たとしても、ルールブックの内容を読むのに時間がかかるという難点があります。
 飛ばし読みするにしても、遊ぶ前に一晩やそこらはルールブックを読むために費やすんじゃありませんか、皆さん?
 結局、数分で入手できても、遊ぶまでが神速で繋がりません。
 この時間をなんとか削減できないものでしょうか。


 …実はそんなに難しくないかも、と思っています。
 例えば、ルールブック版クイックスタートという発想があります。
 クイックスタートのキャラに最低限必要なルールだけを抜き出した、簡単なルールハンドブックを(各キャラごとに)作るのです。
 スキルやアイテムの説明も、そのキャラが持っているもののみが載っているのです。
 複雑なルールは使わないようにして、極力簡単な内容にします。
 ルールの説明方法も、文字だけでなくマンガなどでの説明を中心とした方が良いかも知れません。
 そしてそれを、「トライアル版」としてオンライン上で無料公開してもらうのです(メーカーに。著作権の問題があるので)。
 トライアル版には成長ルールを入れないか、限定的な成長しかできないようにしておいて、本格的にキャラクターを成長させたくなったらルールブックを買ってもらいます。
 「キャラが強くなること」はサプリメント購入を促す強力な材料です(特にD&D3.5eを遊んでいてそう思います)。その原理を基本ルールブックの購入にも当てはめてみよう、と言う訳です。

 こうすることで、「TRPGを始める前に読まなくてはならない文章の量」を相当減らすことができると思うのです。
 そしてPDFのダウンロード販売よりは、メーカー的にも受け容れやすい提案なのではないでしょうか?(もっとも、本当に実現するかどうかは、メーカー次第ですけれども)

 またオンセサイトの中には「ルールブックを所持していない人は参加不可」と記述しているサイトも見かけます。
 しかし無料のトライアル版がオフィシャルから出ていれば、そういう記述をする必要性がなくなります。そうなれば、ルールブックを一切読んでいない人でもオンセに参加させてもらえるかも知れません(笑)。
 言うまでもなく、ルールブックを読んでルールを理解しようと務めるよりは、遊びながらルールを解説してもらった方が、遥かに容易に理解できます。(特に、ルールブックを読んでいる途中で、TRPGを遊ぶことに挫折してしまった人を知っているだけに)
 最近はチュートリアルモードがついているTVゲームが多いですが、それがTRPGにあっても良い訳で。
 これも神速実現の一つの方法論でしょう。


 PDF販売もトライアル版も実現が難しいとなると、神速で繋げるのは困難になりますが…
 一応、ヴィジュアルリプレイのルール説明を強化する、と言う手もなくはありません。「ヴィジュアルリプレイは初回セッションまでに読まなくてはならないルールの量が激減する」と言う評価をして下さる方もいらっしゃいますので(手前味噌)。
 Flashがもう流行らないと言うならば、ルールを純粋な動画で紹介する、という手法も考えられますね。
 いずれにしろ、ルールブックを読むよりは、短い時間でルールを理解できるようになるのではないかと考えています。
 ただ、「ルールブックを読まなくても遊べるようになってしまう存在」が、どこまでグレーゾーンとして許容されるのか、というのは難しい問題です。(少なくとも、同人リプレイよりは黒寄りでしょう)


 結局、ルールブックの問題の焦点は著作権に尽きるでしょう。
 それ以外の事は、何とかできるのです。
 300ページとかある今のルールブックではなく、もっと必要なことを短時間かつコンパクトに理解できる方法は、実は皆さんが色々と研究and/or修得しているものだったりするでしょう?
 それを、TRPGにこれから入ってくる人に提供できる形に整えられば良いだけだと思うのです。

 ひとまず、こちら側でできることは全部しておいて、メーカー側が動いてくれるまで待つ…という方針しかないのでしょう。何ともじれったいですね。
 え? オリジナルルールを作れって?


 (続きます


 …以前、JGCの同人スペースへの参加を検討した時、「市販システムのリプレイは販売できない」と言う規定があって、断念した事があります。コミケなどでは多くの出版社同様、見ていなかった事にしているようですが、流石に出版社の目の前では見ないフリはできない…ということでしょう。
    だからこそ、「同人リプレイがきっかけでルールブックが売れた」という実績を叩き出せると、流れが色々と変わる可能性があります。人の著作物で不当に商売する敵でなく、売上に貢献する味方だとはっきり示せるからです。どのくらい売れれば実績と認めてもらえるかは良く分かりませんが。
    そうなれば、それこそPDFでのルールブック販売だって実現するかも知れません。
    (同人誌は売るために作るものではありませんが、同人活動をさせてもらえる土台というのは出版社の鼻息一つで吹き飛ぶようなものです。どこかで一度、協力できることを証明できると随分助かると思うのですが、いかがでしょうか?)
    そのためには、確実に「同人リプレイがきっかけだった」と証明する必要があって、ルールブック購入ページへのただのリンクでなく、リンク経由の売上を第三者が証明してくれる方法である必要があります。今のところ、私は該当するものをアフィリエイトしか思いつけませんが。
    きまぐれTRPGニュースさんもアフィリエイトやれば良いのに(冗談です)。

【2009/05/31 16:08】 | トークRPG実験箱
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