ただ見上げるより この手を伸ばしてみたくなるだけ (ポコアポコ/カヒーナムジカ)
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 (※この記事は、2009年06月13日現在の状況に合わせて書かれています。電子ブックに関する話は、その後様々な状況の変化があり、この記事の内容が当てはまらない部分がありますので、ご注意下さい)

 ここ数日、グーグルのブック検索に関係するニュースが飛び交っています。
 グーグルブック検索に関して、2009年の2月ごろに蜂の巣をつついたような騒ぎがあったようなのですが、今回のニュースまで知りませんでした(苦笑)。

 それはそうと、グーグルブック検索は現在、流通書籍・絶版書籍を問わず、書籍の全文「検索」ができる方向で動きつつあります。
 あくまで「検索」なので、結果に全文表示されるとは限りません。現在販売されている書籍に関しては、「最大20%、隣接する5ページを超えない」という規定になっているようです。
 ただ、それでもこのグーグルブック検索は、特にTRPGに思いがけない副産物をもらたす可能性があります。
 例えば、新発売のシステムが、発売されたその日のうちに実際にセッションできてしまう未来とか。


 (尚、グーグルブック検索に関する経緯については、以下のサイトをご覧下さい。
  「Googleブック検索」和解案と電子書籍ビジネスの行方(前編)
  「Googleブック検索」和解案と電子書籍ビジネスの行方(後編)
  Google ブック検索のこれから
  Googleブック検索訴訟、国内著作権者180人が和解から離脱
  米司法省、「Google Book Search」訴訟の和解に対し調査強化の姿勢--米報道
 
 
 
 グーグルブック検索では、流通書籍に関しては全文を検索はできても表示はできません。
 結果表示のページに販売サイトへのリンクが貼られるので、全文を読みたい人はそちらで購入する形になるようです。
 その結果、購入するのが紙媒体の書籍であるのならば、グーグルブック検索はプレビューが進化した検索エンジンに留まります(まあ、それはそれで技術書を探す時にはありがたいのですけれども)。
 個人的に興味深いのは、「電子化するのはグーグルだ」という点です。

 つまり、出版社が電子化のコストが云々ぼやいていても、(出版社から断らない限りは)グーグルが電子化してくれるのです。
 気付けば電子化された本がそこにある。
 
 今回の騒動が落ち着き、グーグルの書籍の全文検索が馴染んでくれば、今度はグーグルが電子化したデーターを出版社が有効活用するという方向に動いて行くと思います。
 すでに「電子書籍へのアクセス権の販売」などという概念が、グーグルブック検索の著作権裁判の和解案に盛り込まれているようなので、そういう展開は少なくともアメリカの出版社やグーグルは考えているはずです。
 言いたいことが見えてきましたね?
 グーグルによって電子化されたTRPGルールブックの、オンライン販売。
 もちろん、日本のシステムにだって十分ありえることなのです。グーグルブック検索の対象には、日本の書籍も含まれているのですから。


 ルールブックの電子化という話をすると、まず「そんなことをする必要性って何?」という反論が出て来るようです。
 それに対する電子化推進派の主張はあまり良く知らないのですが(おい)、

 ・アメリカでPDF販売(&Lite版の無償ダウンロード)が行われているから
 ・絶版ルールブック等が入手できるようになるから
 ・重いルールブックを持たなくて済むようになる

 というところでしょうか。
 それに対してさらに、

 ・1番目には「この舶来主義者め!」
 ・2番目には「絶版になる程度の不人気システムは、淘汰されて消えるのが当然だ!」
 ・3番目には「そんな根性なしにTRPGを遊ぶ資格はない。そもそも、いちいちPC立ち上げて中身を確認するのは手間ばかりかかる」

 という再反論があるようです。(例えば2chの議論
 再反論に対する、推進派からのさらなる反駁をあまり聞かないのが、残念なところであります。

 もろちん、私がルールブックの電子化に興味を持っている理由は、上のいずれでもありません。
 「(未経験者が)TRPGを遊んでみたいと思い立ってから24時間以内に、実際に体験できるようにするため」
 です。
 まあ実際には、ルールブックの電子化でそれが実現される訳ではないのですが、トライアル版が実現できない場合の次善の策として、ルールブックの電子化が考えられるのです。
 (詳しくは「神速で繋げたい」をご覧下さい。ルールブックの電子化に関係する話は(3)で書いてます)
 それは第一にはTRPGのイニシャルコストを下げて、TRPG初心者ゲーマーの増加や支援に役立てよう、という発想です。
 しかしそれはそのまま、現在TRPGを遊んでいる人が新しいシステムを遊ぼうとする時に、今よりも手軽に体験できる方法を提供することになります。
 結果として多くのTRPGゲーマーに有益な結果となるでしょう。


 そういう理由から、私はこのグーグルブック検索の行方に興味を持っています。
 2009年9月までに、著作権者や出版社は、グーグルブック検索(の著作権裁判の和解案)に対する態度を決めなくてはいけません。
 TRPG書籍のみ独立した行動になる可能性は低く、角川グループが決めた方針がそのまま富士見から出ているTRPG書籍の動向を決定する、といった形になるのでしょう。
 是非、参画して頂きたいものです。
 もし、ホビージャパンが乗るのならば、私はメガトラベラーのヴィジュアルリプレイを作ってみたいですね。(ハードタイムズ萌えなんで、トラベラーじゃ物足りないのですよ、私)


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 グーグルブック検索では、流通書籍に関しては全文を検索はできても表示はできません。
 結果表示のページに販売サイトへのリンクが貼られるので、全文を読みたい人はそちらで購入する形になるようです。
 その結果、購入するのが紙媒体の書籍であるのならば、グーグルブック検索はプレビューが進化した検索エンジンに留まります(まあ、それはそれで技術書を探す時にはありがたいのですけれども)。
 個人的に興味深いのは、「電子化するのはグーグルだ」という点です。

 つまり、出版社が電子化のコストが云々ぼやいていても、(出版社から断らない限りは)グーグルが電子化してくれるのです。
 気付けば電子化された本がそこにある。
 
 今回の騒動が落ち着き、グーグルの書籍の全文検索が馴染んでくれば、今度はグーグルが電子化したデーターを出版社が有効活用するという方向に動いて行くと思います。
 すでに「電子書籍へのアクセス権の販売」などという概念が、グーグルブック検索の著作権裁判の和解案に盛り込まれているようなので、そういう展開は少なくともアメリカの出版社やグーグルは考えているはずです。
 言いたいことが見えてきましたね?
 グーグルによって電子化されたTRPGルールブックの、オンライン販売。
 もちろん、日本のシステムにだって十分ありえることなのです。グーグルブック検索の対象には、日本の書籍も含まれているのですから。


 ルールブックの電子化という話をすると、まず「そんなことをする必要性って何?」という反論が出て来るようです。
 それに対する電子化推進派の主張はあまり良く知らないのですが(おい)、

 ・アメリカでPDF販売(&Lite版の無償ダウンロード)が行われているから
 ・絶版ルールブック等が入手できるようになるから
 ・重いルールブックを持たなくて済むようになる

 というところでしょうか。
 それに対してさらに、

 ・1番目には「この舶来主義者め!」
 ・2番目には「絶版になる程度の不人気システムは、淘汰されて消えるのが当然だ!」
 ・3番目には「そんな根性なしにTRPGを遊ぶ資格はない。そもそも、いちいちPC立ち上げて中身を確認するのは手間ばかりかかる」

 という再反論があるようです。(例えば2chの議論
 再反論に対する、推進派からのさらなる反駁をあまり聞かないのが、残念なところであります。

 もろちん、私がルールブックの電子化に興味を持っている理由は、上のいずれでもありません。
 「(未経験者が)TRPGを遊んでみたいと思い立ってから24時間以内に、実際に体験できるようにするため」
 です。
 まあ実際には、ルールブックの電子化でそれが実現される訳ではないのですが、トライアル版が実現できない場合の次善の策として、ルールブックの電子化が考えられるのです。
 (詳しくは「神速で繋げたい」をご覧下さい。ルールブックの電子化に関係する話は(3)で書いてます)
 それは第一にはTRPGのイニシャルコストを下げて、TRPG初心者ゲーマーの増加や支援に役立てよう、という発想です。
 しかしそれはそのまま、現在TRPGを遊んでいる人が新しいシステムを遊ぼうとする時に、今よりも手軽に体験できる方法を提供することになります。
 結果として多くのTRPGゲーマーに有益な結果となるでしょう。


 そういう理由から、私はこのグーグルブック検索の行方に興味を持っています。
 2009年9月までに、著作権者や出版社は、グーグルブック検索(の著作権裁判の和解案)に対する態度を決めなくてはいけません。
 TRPG書籍のみ独立した行動になる可能性は低く、角川グループが決めた方針がそのまま富士見から出ているTRPG書籍の動向を決定する、といった形になるのでしょう。
 是非、参画して頂きたいものです。
 もし、ホビージャパンが乗るのならば、私はメガトラベラーのヴィジュアルリプレイを作ってみたいですね。(ハードタイムズ萌えなんで、トラベラーじゃ物足りないのですよ、私)

【2009/06/13 14:14】 | トークRPG実験箱
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